有明コロシアム、楽天ジャパンオープン大会3日目。
 
日本の錦織圭選手がついにシングルスで日本のテニスの聖地に現われた。
 
満員で埋め尽くされたセンターコートは、期待感と緊張感でいっぱいだった。
 
その思いを一番感じていたのが、錦織選手。
 
本当に、緊張していた
 
試合直前のロッカールーム、鏡をみながらバンダナで心も引き締める圭は
 
まさにのようだった。
 
全米の快挙があっただけに結果を残したい!そんな強い思いが圭から伝わってきた。
 
出足…硬かった。
 
はっきり言います。
 
当たり前です。緊張しないわけがない!
 
しかも相手はドディック選手(クロアチア)
 
まるで映画「ロッキー」のロッキー・バルボアのようなファイターだ。
どんなボールも諦めず、拾う、そして攻める。
 
圭の少なくとも3倍は動いているのではないかというくらい走る。そして汗をかく。
 
チェンジコートの度に、ドディックのかいた汗をボールボーイがタオルで拭く。
 
雨の為、屋根がしまっていたから余計湿度があった。
 
今日の圭はなんといっても…
 
ファーストサーブがよかったです!
 
リズムを大事にする圭にとって、最初はストロークでスムーズにポイントを奪っていくことができなかった。
 
ただ、サービスがしっかりと入っていたので、しっかりサービスをキープしながら自分の感覚がやってくる
 
のを待っていた。そして4-3でブレーク。
 
セカンドセットも一度はサービスをブレークされたが、安定したリターンで6-4。
 
テニスにおいて圭はまさに僕の師匠です。
 
今日の圭から学んだことを皆さんにお伝えします。
 
緊張はしていい!
 
僕自身もよく、まわりから「緊張しないためにはどうすればいいのですか?」
 
そんな質問を受ける。はっきり言います。
 
緊張しない魔法はない!
 
圭は、しっかりとここ日本で勝ちたい。期待に応えたい。そう思っているからこそ、緊張したんです。
 
それは、コントロールできることではありません。
 
その緊張とどう付き合うのか!仲良くするのか!が大事。
 
圭は、最初誰もがわかるくらい緊張していました。
 
ただ、その緊張と仲良くしようと頑張っていた。
 
以前の圭は、緊張と仲良くできなかったとき、無理にエースを取りに行ったり、ミスしたあと消極的な
 
態度をとっていたことがありました。
 
でも、今の圭は違います。
 
緊張としっかり向き合い、そして焦らず自分のテニスが自然にできるまで、心を整えて
 
いきました。
 
緊張が大きければ大きいほど、仲良くなった時の力は測りしれません!
 
ごめんなさい!
 
今日の圭のテニスから、コートサイドで沢山のことを学んだのですが、竜馬の試合が近づいてきたのでこの辺で…
 
本気出して緊張して応援します  修造より
 
ちなみに…
 
本日、錦織圭選手の全米オープン準優勝の快挙をたたえ、日本テニス協会が圭の試合後、セレモニーを行いました。
 
そこには、日本人でグランドスラムに出場した引退選手も参列。
 
僕も、一緒に立たせてもらいました。
 
こんな嬉しいことはありません!
 
圭ありがとう!
 
圭のおかげで自信を持って言い返せます。
 
「修造さん、テニスしてたんですか?」
 
修造「してたんです!」 


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昨日、アジア大会で見事金メダルをとった西岡選手が帰国して、

そのまま有明コロシアムに来てくれました!

 

見事な金メダルです!