photo:Marianne Bevis
錦織が力の差を見せつけ完勝
26日に行われたマレーシアオープン男子シングルス準々決勝で、世界ランク8位の錦織圭が、同ランク78位のマリンコ・マトセビッチ(オーストラリア)に6-3,6-0のストレートで完勝し、準決勝に進出しました。
錦織は序盤からラリー戦で優位に立ち、幾度となくブレイクポイントを握りますが、マトセビッチがサーブで凌ぎます。
しかし第5ゲームで迎えた10度目のブレイクポイントで、ついに錦織がリターンエースでブレイク。このワンブレイクを活かして、錦織が第1セットを先取します。
第2セットに入ると更にギアを上げた錦織は、マトセビッチに1ゲームも与えることなく完勝しました。
錦織はこれでマトセビッチに5勝0敗ですが、今年の1月に行われた全豪オープンの初戦で対戦した際は、フルセットにまでもつれる大激戦でした。
それが、この試合では大きな力の差を見せつけての完勝。9月の全米オープンで、並みいる強豪を撃破しての準優勝は、錦織を更に上のレベルに引き上げたようです。
ベテランのニエミネンと初対戦
photo:mirsasha
勝利した錦織は準決勝で、世界ランク57位のヤルコ・ニエミネン(フィンランド)と対戦します。
錦織とニエミネンはこれが初対戦。
ニエミネンは現在33歳で、世界ランクは2006年に記録した13位が最高。シングルス・ダブルス共に四大大会で上位入賞経験のある、サウスポーの試合巧者です。
経験豊富なベテランのニエミネンに、現在ツアーで最も勢いのある24歳、錦織が挑みます。