先に花開いたヒューイット
photo:Crackbillionair’s Blog
テニス界において数々の偉業を成し遂げ、プロテニス史上最高の選手と謳われる、ロジャー・フェデラー。しかしフェデラーの同世代には、一時代を築いたもう一人の天才選手がいました。
それが、オーストラリアの誇る最強ストローカー、レイトン・ヒューイットです。
ヒューイットは学年的にはフェデラーの1つ上ですが、同世代の選手として、ジュニア時代からフェデラーと比較され続けてきました。
そしてヒューイットは、史上最年少となる20歳8ヶ月で世界ランク1位を記録、2001年と2002年の2年連続で年間ランク1位の座に君臨し、フェデラーより先にテニス界で成功を収めました。
今回は、そんな同世代のライバルである2人が、2004年の全豪オープンで対戦した際に見せた、気迫のスーパープレーをご紹介します!
フェデラーの気迫溢れるプレー
これまでの過去の2人の対戦成績は、ヒューイットから7勝2敗。直近ではヒューイットが3連勝中で、フェデラーは先を走るヒューイットに、なかなか勝つことが出来ていませんでした。
そしてこの試合でも、ラリー戦で優位に立つのはヒューイット。テンポの良いストロークで、フェデラーを左右に振り回します!
しかしフェデラーにとっても、ヒューイットは絶対に超えたい存在!必死にボールに食らいつきます!
それでもついに、ヒューイットにチャンスボールが!ここぞとばかりに強打してネットに出て行くヒューイットですが…。
最後の最後で、これまで防戦一方だったフェデラーが、意地のカウンターショット!!
まさに気迫で粘り、ワンチャンスをモノにしたフェデラー。
この雄叫びです!!
動画はこちら。
Original:zolbol
試合も、フェデラーがヒューイットから久しぶりの勝利を挙げました!
2人のその後
その後、フェデラーはヒューイットと入れ替わるようにして、瞬く間に世界の頂点まで登り詰めました。
この対戦を皮切りに、フェデラーはこれまで大敗していたヒューイットに、なんと15連勝を収めます!現在の対戦成績は、フェデラーの18勝9敗となっています。
フェデラーのライバルとしては、ラファエル・ナダルの名が上がることも多いですが、同世代で、幼い頃から互いに凌ぎを削り合ってきたヒューイットも、間違いなくフェデラー最大のライバルの一人なのです。