デ杯対戦カードが決定、日本はカナダと再戦

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▲今季日本をベスト8に導いた、錦織圭

2015年に行われる、国別対抗戦デビスカップの対戦カードが発表され、日本は今季の同大会初戦で対戦して勝利を収めたカナダと、再び対戦することが決定しました。

今季は日本のホームで行われましたが、来季はカナダのホームでの対戦となります。

絶対的エースのミロシュ・ラオニッチと、No.2のヴァセク・ポスピシルが故障で不在のカナダに対して、日本が4-1で快勝した今季の対戦。

しかし両選手が出場してきた場合は、彼らのシングルス2本に、ダブルスは名手、ダニエル・ネスターも控えているため、かなりの強敵となるでしょう。

全米オープン準優勝のエース・錦織圭を筆頭に、世界で活躍する若手選手たちも揃ってきた日本。昨季のベスト8以上を狙って、強敵カナダに連勝を目指します。

アメリカvsイギリスの名勝負再び

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▲イギリスの絶対的エース、アンディ・マレー

同大会で最多となる32回の優勝を誇る、テニス王国アメリカと、絶対的エースのアンディ・マレー率いるイギリスも、昨季に続いて初戦で再戦が決定しました。

昨季は、マレーがシングルスで2勝を挙げる活躍を見せ、3-1でアメリカを破ったイギリス。アメリカは、エースのジョン・アイズナーを怪我で欠いていたのが響きました。

ダブルスには史上最強ペア・ブライアン兄弟が控えているアメリカ。アイズナーの参戦が見込めるのであれば、イギリスを相手にリベンジのチャンスも、十分にあるでしょう。

伝統のオーストラリアvs2連覇のチェコ

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▲オーストラリアの成長株、ニック・キルジオス

アメリカに続いて、同大会2位となる28度の優勝経験があるオーストラリアは、初戦で2012年、2013年と2連覇を果たしたチェコと対戦します。

オーストラリアには、長きに渡ってエースとして活躍する、ベテランのレイトン・ヒューイットがいます。

加えて、若手有望株のニック・キルジオスも、今季のウィンブルドンで、当時世界ランク1位のラファエル・ナダルを破り、ベスト8に進出するなど大躍進。経験豊富なベテランと、勢いのある若手がバランスよく揃います。

対するチェコは、エースのトーマス・ベルディヒや、ルーカス・ロソル、ダブルス巧者のラデク・ステパネクなど、2連覇を経験したメンバーが、今も現役のトップ選手として活躍を続けています。今季は準決勝でフランスに完敗しましたが、戦力的には頂点も十分に狙えるでしょう。

伝統のオーストラリアと、近年の最強国チェコの一戦は、今大会の初戦、注目のカードとなりそうです。

2015年デビスカップワールドグループ初戦の対戦カード

ドイツ – フランス
イギリス – アメリカ
チェコ – オーストラリア
カザフスタン – イタリア
アルゼンチン – ブラジル
セルビア – クロアチア
カナダ – 日本
ベルギー – スイス