今年の全米OPテニスでは男子シングルスで錦織圭がファイナルで 敗れて準優勝だったものの、世界ランク1位のジョコビッチやワウ リンカにラオニッチらの強豪に勝ってのファイナル進出ぼくだから大い に価値がある。  同時に全米OPテニスの独占放映権を持っていたWOWOWには加入希望 者が殺到していたという話もニュースで耳にした。  以前はテニスのグランドスラム大会は地上波で よく流されていた のだが、どうしても試合時間が長く終わりの時間が分からないという 事から地上波から敬遠されがちになり最近では衛星放送のWOWOWが ウィンブルドンを除いてグランドスラム4大会全てをOAしているの だから本当のテニス好きはWOWOWに加入するべきだろう。  さてWOWOWは以前も記したようにボクシング番組であるエキサイト マッチが開局以来続いているのだが、それまでボクシングの海外勢 同士の試合は最もネット局が少ないTV東京が細々とOAしていたのを 料金さえ払えば毎週見る事ができるようになるなどボクシングファン には欠かす事のできない番組に成長している。  ボクシング中継では本来CMが入り見られないはずのラウンド間の インターバルで、セコンド達の会話やボクサーらの表情が見られる ようになるなど楽しみが増えた。  そんな中でテニスのグランドスラム4大大会全てをOAし始めたの だが試合が始まると当然のようにCMも入らないし、錦織が4回戦や ベスト8でやった4時間越えの試合も最後まで生中継してもらえる のだからありがたい。  先進国でのスポーツ中継は試合開始から試合終了までノーカット でOAするのが常識の中、日本の民放地上波は時間内に試合を収める 事に汲々としプロ野球中継では試合開始と試合終了が見られない という不条理を視聴者に強いている。  またバレーやボクシングなどになると時間をずらして編集し放送 時間内に収めるディレー中継が主流になっているのだが、インター ネットが普及した現在では速報が入るので意味がなくなっている ものの未だに生中継にする気配は殆どない。  テニスなどは先述したように5時間近い大熱戦もあるのでディレー 中継などでも収まりきれないケースが多い事から民放地上波は撤退 しているのだが、WOWOWがノーカットの生中継をしてくれる事により テニスの魅力が一段と伝わるのも事実。  それを考えれば民放地上波が欧米並みに生中継しない限りボクシ ングに続き熱心なテニスファンはWOWOWに加入するべきだろう。