20140908_nishikori_k3 photo:flickr


6日に行われた全米オープンテニス男子シングルス準決勝で、日本の錦織圭が、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを破り、日本人選手として史上初となる、四大大会シングルスで決勝進出を果たしました。

王者ジョコビッチを圧倒した錦織の攻撃的なプレーは、日本のみならず、世界中から賞賛を受けていますが、プレーとは別にもう一つ。この試合で錦織が見せたある小技もまた、世界中で話題となっています。

1セットずつを分け合って迎えた、試合の行方を大きく左右するであろう第3セット。錦織は大事なポイントでドロップショットを放ちますが、ジョコビッチが完璧に読んで切り返し。ポイントを失ってしまいます。

主導権は錦織にあったラリーで、相当悔しかったのでしょう。錦織は珍しくラケットを地面に叩き付けました。

そのシーンがこちら。

KeiNishikoriThrowsRacquetBackhandCatchBounce-compressor photo:@cjzero

なんかオシャレ…!!

バウンドさせたラケットを、後ろを向いたまま見事にキャッチしていますね。

こちらの技は現在、国内外で「ノールック・ラケット・フリップ」やら「ノールック・バックハンド・キャッチ」やら「ノールックダブルコークビハインドシングルキャッチ」やら様々な名前がつけられ、話題となっています。

基本的には褒められた行為ではないですし、ラケットが痛むので真似しない方が良いと思いますが…錦織の器用さはこんなところでも際立っていました。